釜山

ブサン(釜山)に5日間ほど滞在した.前回,韓国に来たのっていつだろうと過去ログを調べてみたら,2010年以来だった.こういうときに,この hatena diary をつけていて良かったと思う.ほとんど惰性で続けているだけだけど(^^;)韓国にはもっと来ていた気がしていたのだけど,2010年のところの記述を見ると 3 回目のようだ.ソウル以外の都市は初めて.

釜山は韓国第2の都市で,人口350万ぐらい.第1の都市はもちろんソウルで人口は1000万くらいでソウル近郊も合わせると2000万人を越すそう.

『ミケランジェロの生涯』



ミケランジェロつながりで(といっても,ナショナル・ギャラリーでミケランジェロの作品は見なかったのですが).はるか昔の大学生のときに読んだ本です.引っ越しのたびに本はいろいろと処分しているのですが,この本はまだ持っています.

と思ったのですが,旅の記録をつけるだけで時間がなくなってしまったので,またあとで感想を書きたいと思っています.

『(La La Land)』


行きの飛行機の中で映画『ラ・ラ・ランド(La La Land)』を見た.ミュージカルでけっこう強引に進めている感じもしたけど,映画の最後の5年後の二人のあたりが印象的だった.ヒットになるのも分かる気がした.

ロンドンなど

ロンドンなどに1週間ほど滞在した.時間の合間に,ナショナル・ギャラリーに行った.あまりにも多くの絵画があって,いっぱいいっぱいになってしまった.

ダ・ヴィンチのの聖母マリアの(私にとってそう見える)完璧な表情,ラファエロ聖母マリアの幼子イエスを見守る優しげな表情.ボッティチェリの見たことがない絵もあって(2016-02-06参照),ああ,ボッティチェリらしい美しい色彩と構成と人物の表情だなあと思ったり.セザンヌの緑の木々と土の色彩の美しい絵など.ゴッホの絵も5つくらいあって,椅子の絵や蟹の絵が面白かった.また,マネの銃殺の絵もあった.さらに,ターナーの鉄道の絵もここにあった.

その他にも,プッサングレコゴーギャン,モネ,シシリーなどなど名作があまりにも多かった.ナショナル・ギャラリーなどイギリスの主要な美術館・博物館が無料なのはすごいと思った.特別展で,ミケランジェロとセバスティアーノ(Michelangero & Sebastiani)が開催されていた.こちらは,入場料が18£もするのと,もういっぱいいっぱいになってしまったので,そちらには入らなかった.ナショナル・ギャラリーにまた来たいな.

写真は,ナショナル・ギャラリーの入り口付近にあった彫刻です.親指をたてて,Good を表すジェスチャーかと思ったのですが,よく見ると(よく見なくても)親指にしてはとても長いですね.

いつも「時間がない」あなたに

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)



面白かったです.最初の貧困と時間の欠乏が似ているという指摘はすごく新鮮でした.時間を捻出するアドバイスはいろいろ書いてあったけど,なかなか実行しにくそう...

趣味の本をよむ時間がめっきり減っています.あとでもう少しちゃんとした感想を書きたいと思っています.

「この世界の片隅で」


池袋 HUMAX で映画「この世界の片隅で」を見た.映画館に足を運んで,映画を見るのは何年ぶりだろう.

美しい映像の緻密で凝縮された映画だった.どんな映画なのかは見る以外には分かる方法がないと思う.

10年以上前に『夕凪の街・桜の国』を読んだ頃に,作者のこうの史代さんのコミックはかなり購入して,『こっこさん』,『ぴっぴら帳』,『長い道』など軽いものは面白く読んだ.その頃に,コミック『この世界の片隅で(上)』も購入してたのだけど,これは重そうな内容に思えて読めなかった.それで映画を見ながら「ああ,こういう内容だったんだ」と思った.今日,この映画を見て良かったと思った.

そのときに ,「ある人は,戦争の記憶は「風化」させるのではなく「浄化」されなければならないと言います」と書いた.この映画を見ていて,この映画で全く書かれていない部分の大きさを同時に感じてしまった.例えば,この映画は,日本では個人の政治的立場を超えて比較的受け入れられるのではないかと思うけど,日本以外の国ではあまり受け入れられないと思う(例えば,中国,韓国では難しいのではないかと思う).敗戦から70年以上が過ぎたけど,いろいろと非常に難しいと思う.