イェフィム・ブロンフマン
イェフィム・ブロンフマンのピアノリサイタルを聞きに行きました.チケットを手に入れてくれた知人に感謝です.今日は仕事が入る予定だったのですが,幸運にも時間ができて聞きに行くことができました.
プログラムは,プロコフィエフの戦争ソナタ全曲(ピアノソナタ第6番,第7番,第8番).プロコフィエフの戦争ソナタは弾くのが非常に難しい曲だそうで,聴く方もしんどいかなと思っていたら,そんなことはありませんでした.ブロンフマンは大柄で恰幅もよかったのですが,手の動きが非常に速く,また,体重をかけて弾くフォルティッシモが圧倒的でした.特に第7番の2楽章と3楽章が素晴らしかったです.
アンコールは,スカルラッティのソナタハ短調K11とショパンのエチュード op 10-8.スカルラッティの曲はバッハに似ている気がしました.大曲を聴いた後の高揚した精神状態を静める感じでしょうか.そして,続くショパンの曲は美しかったです.油ののっている頃なのでしょうか.安定感がありました.
聴きに行けてよかったです.(最近(というかここ数年),いろいろとアップアップな感じ.)
ある人のブログで,ポリーニのベートーベンが素晴らしいと書いてあって,一度,ポリーニの演奏を生で聴いてみたいと思うのだけど,そういうチャンスはないかなぁ.ちなみに,私のitunes にはベートーベンのピアノソナタは,ポリーニ,ギレリスなどが入っています(ブロンフマンは,ベートーベンだとピアノ協奏曲が入っています).